どうもみなさんこんにちは、理学療法士の高橋英介です。

徐々に肌寒くなってきて秋物の出番が増え始めている頃ではないでしょうか。外気温が低くなってくると首回りを中心に身体をキュッと縮こませることが多くなって、肩こりなどが生じやすくなってきます。

唐突ですが、ここで皆さんに質問です。
皆さんはご自身が幼いころに家族の肩もみをしたことがありますか?
ある方ない方と様々だと思いますが、あるとお答えした方にさらに質問です。
その当時どんなふうに肩もみをしていたか覚えていますか?
幼い小さな手を握ってトントン叩く、指を立てて力いっぱい揉んでいた、その他にも色々な答えが出る中で、家族の人が次の日にも肩の痛みを訴えていたなんてことがあるかと思います。

今回はそんな肩もみ後の痛みについてお話ししていきます。
なぜ肩を揉んで楽になったはずなのに、次の日に痛くなってしまうのか?
結果だけ先に言うと、揉む強さがあまりにも強すぎるからなのです。
え?強く揉んだほうが効く感じがするし、実際、楽になったって聞くよ、と心の中で思った方も多いと思います。ここで少しだけ筋肉の話にをします。

筋肉は筋繊維という糸のようなものが束になって集まったもので、伸び縮みする性質があります。またその筋肉を鍛えるために内部ではその都度、破壊と再生を繰り返して成長していきます。しかし、外部からの長時間にわたる強い刺激にはさすがの筋肉も耐え切れず、再生することなく断裂してしまいます。実はその断裂こそが痛みに変わるです。俗にいう揉み返しというやつですね。揉み返しが数日にわたって続くのは、筋肉の断裂が時間をかけて回復していくため起こる現象なのです。

では揉み返しにならないようにするにはどのようにして揉んだらいいのか?
ズバリ、優しくソフトに揉んであげることです。
見た目や揉んでもらった人の感想でやってもらった感がないと思われがちですが、実際には筋繊維がしっかりとほぐれているのです。

ディーズでは個別でのリラクゼーションをお受けする場合もありますが、基本的にはご自身の身体を知って頂いたうえで、個々にあった運動指導を行っております。その中でもご自身で身体のゆがみを整えてもらうなどと同じくらい大事な事で筋膜リリース(リコンディショニング)というものがあります。これは身体の筋肉を整えるために行なうものですが、上記で説明した筋肉を揉むテクニックを応用して筋膜リリース時にも優しく強すぎない程度の力をかけて行なうことでより高い効果を発揮します。

スポーツジムが初めてでもディーズが初めての方でも是非、皆様にご来館していただいて一緒に身体のゆがみを改善したり、身体を美しく整えてみませんか?
皆様のご来館をお待ちしております。

IMG_5139